半夏(ハンゲ)

サトイモ科

使用部位

カラスビシャクの根の外皮を取り除いて乾燥させたもの。

特徴

畑などでよく見かけるサトイモ科の多年草で、3枚に分裂する葉をもちます。

作用

たんとせきを鎮めます。胃の不調を改善し、吐き気や嘔吐を治す効果もあります。

メモ

生薬として使われるカラスビシャクの根は、茎をとったあとにくぼみができます。農作業の合間に収穫して、副収入を得たことから、カラスビシャクの根は「へそくり」とも呼ばれます。ただし、加工しないまま食べると、口や舌がしびれることがあります。