加藤 崇雄(かとう たかお)先生
日本大学歯学部卒業
埼玉医科大学総合医療センター歯科口腔外科 研修医
埼玉医科大学総合医療センター歯科口腔外科 助手
彩央歯科クリニック 管理開設者
埼玉医科大学総合医療センター歯科口腔外科 助教
現在に至る
※全ての情報は掲載時のものです。現在の状況とは異なる場合があります。
掲載:2009/09/01
埼玉医科大学総合医療センター
加藤 崇雄(かとう たかお)先生
歯科口腔外科での取材は、漢方ナビでは初めてなのですが、どのような診療をされているのでしょうか?
歯科も診ておりますが、歯科口腔外科をメインに診療しておりまして、外傷や粘膜の疾患、腫瘍などがある場合に、歯科から紹介を受けて治療にあたっております。
歯科からの紹介といいますと…もう少し教えて頂けますでしょうか?
例えば、親知らずがうまく抜けない場合の外科的な処置や、顔面が腫れてしまうような口腔内の炎症ですとか、骨折などの治療を行なっております。
通常の歯科治療ではうまくいかないような症状の場合に、先生のところに紹介されてくるのですね。先生が漢方医を志されたきっかけなどをお聞かせ頂けますか?
この領域には、舌痛症というものがあるのですね。舌の表面的な変化は見受けられないのですが、それでも痛みを訴えてくる患者さんがいます。大学時代に習った知識では、口腔内を清掃し、消毒効果のあるうがい薬で対応するように…ということではありましたが、学校を卒業してから、その通りにやっていても、実際にはあまり効果がなかったのです。
そんなとき、漢方に詳しい先生に相談したところ、漢方を薦められまして…使用したところ、とても効果がありました。それから、漢方を使用するようになったのです。
実際の治療では、漢方をどのように使われているのでしょうか?
そうですね~…歯周疾患、口内炎、口腔乾燥症、舌痛症、味覚障害、抜歯後処置、顎関節症、口腔癌などの症状に合わせて漢方を使用しております。
歯も、普通の臓器の治療と同じような感じですね!
そうなんですよ!最近の歯科医療界では、口腔をひとつの臓器として捉え、検査や薬物で対応していく治療が重要視されてきています。
先生が診療で心がけていることを教えて下さい。
症状を訴えている患者さんの痛みを少しでも取ってあげられるような…それぞれの患者さんに、最適な治療やお薬の処方ができればと思い、日々の診療にあたっております。
このサイトをご覧の方達に向けて、何か…これだけは話しておきたい…といったメッセージはありますでしょうか。
漢方を…怪しいのでは??と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、
漢方薬は、実験研究でもエビデンスが証明されつつあり、適切に使用して頂ければ、とても効果のあるお薬です。私の個人的な研究におきましても、薬学的な裏づけが証明されてきております。現代医学的な治療において効果がないときなどには、試してみる価値のあるお薬だと思います。
ところで、診療のお忙しい中、先生ご自身の健康管理は、どのようにされているのでしょうか?例えば、食事とか…。
昔はインスタント系のものが多かったのですが、今は結婚しておりますので、家庭での食事を中心に、バランスのよい食生活を心がけております。特に野菜類を多めに摂るようにしております。
先生の趣味はなんですか?
将棋が好きですね!気分転換には、最高です!
最後に、これから目指されます医療についてお聞かせ下さい。
大学病院ですので、通常の治療では、なかなか症状がよくならないような患者さんが多く来られます。とにかく、そのような患者さんの訴えや苦痛を少しでも和らげ、緩和し、痛みを取り除いてあげられるような…そんな医療を目指しております。
本日は、ありがとうございました。
加藤 崇雄(かとう たかお)先生
日本大学歯学部卒業
埼玉医科大学総合医療センター歯科口腔外科 研修医
埼玉医科大学総合医療センター歯科口腔外科 助手
彩央歯科クリニック 管理開設者
埼玉医科大学総合医療センター歯科口腔外科 助教
現在に至る
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埼玉県の川越に来ています!ドラマや旅番組によく登場する街なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか!
川越への漢方ナビでの取材訪問は、2回目になります。今回は、街の中心からバスで約25分ほどの、のどかで、とても環境のよい場所にあります大学病院への取材です!すごく大きな病院で、迷いそうです…。