白朮(ビャクジュツ)

キク科

使用部位

オケラ、またはオオバナオケラの根茎を乾燥したもの。

特徴

夏から秋に、白または淡紅色の小花をつける、キク科の多年草です。地上部が枯れる初冬に、節がある長い根をとります。

作用

気の働きを助けたり、水分代謝を調節したりして、消化器官を健やかにする働きがあります。

メモ

白朮には邪気を払う力があると信じられてきました。「オケラ詣り」で知られる京都の八坂神社の初詣は、白朮を燃やした火を持ち帰る神事で知られます。また、お酒に浸けて飲む正月の屠蘇散にも、白朮が配合されています。