蒼朮(ソウジュツ)

キク科

使用部位

ホソバオケラの根茎を乾燥させたもの。

特徴

山地のかわいた場所に生える、高さ30~60cmのキク科の多年草。同じ根茎でも、乾燥させたものは「白朮(びゃくじゅつ)」といって区別します。

作用

体内にたまった余分な水分を代謝する働きがあります。関節痛、筋肉痛にも用います。

メモ

オケラは平安時代の昔から、1年の邪気を払う屠蘇(とそ)の材料として使われてきました。京都の大原女(おはらめ)は近隣の山でオケラをとり、これを衣服や本の防虫剤として売り歩いていたそうです。