ボンプラセンタ

プラセンタについて臨床医に聞いてみました

略歴

野本 真由美先生写真

院長: 野本 真由美(のもと まゆみ)先生
略歴: 新潟県立新潟高等学校卒業
1998年3月 信州大学医学部卒業
1998年4月 新潟大学医学部付属病院皮膚科勤務
2006年3月 同退職
2006年4月 美容皮膚科の勉強のため、米国留学
2007年6月 野本真由美スキンケアクリニック開院
専門医: 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
日本抗加齢医学会専門医
日本東洋医学会認定 漢方専門医
所属学会: 日本皮膚科学会/日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会/日本美容皮膚科学会/日本香粧品学会/日本東洋医学会/日本抗加齢医学会/日本抗加齢美容医療学会 理事/米国皮膚科学会(AAD)
その他: 新潟美容・アンチエイジング研究会 会長/日本痤瘡研究会

ナビゲーター:奈美

今回は新潟に来ています!
空気がきれい!やっぱり東京との違いを感じます!
ところで、みなさん!ここ数年医療機関でも注目が集まっているプラセンタってご存知ですか?美容にも効果があるとされている、この治療を採り入れている野本真由美スキンケアクリニックの野本真由美先生に、いろいろな話をお伺いしようと思います!
場所は新潟駅から徒歩8分ほどで、バスセンターからも近く、とても便利な場所にあります。

野本真由美スキンケアクリニック写真


野本先生にインタビュー

奈美:

入口からリラックスできる雰囲気が感じられて、清潔感あふれる素敵なクリニックですね!今日は、最近医療機関でも注目が集まっているプラセンタについて、いろいろと教えてもらいたいと思います。早速ですが、プラセンタとは、どのようなものなのでしょうか?

先生:

プラセンタは胎盤のことをいいます。人間以外の動物は、出産後に、母親が胎盤を食べることで体力を回復させています。人間は食べませんが、胎盤には多岐にわたる成長因子やアミノ酸など豊富な栄養素が含まれていることが分かっていて、さらに科学では解明できない成分もまだあると考えられています。一人の人間から、なぜ一人の人間が生まれるのかが100%はわかっていないのですが、生命を作りだす胎盤の未知なる成分が、なんらかの形で効果をもたらしていることは想像できます。そこで、人のプラセンタは、医療機関で様々な愁訴の改善に注射剤として使用されているのです。

奈美:

プラセンタは、まだまだこれから解明されていくものと思われますが、とても期待がもてるものなのですね。驚きです!

先生:

治療においては、肝疾患が適応になります。プラセンタには、体の解毒を司る肝臓の機能を再生させる作用があるため、アルコール性肝障害や肝硬変などの治療薬として利用されています。肝臓が正常に働くと、うまく解毒ができるようになるので、からだが疲れにくくなったり、不眠や肩こりが改善したり、皮膚のくすみがよくなったりと、全身にさまざまなよい影響を及ぼします。肝疾患に対する治療は保険適用になりますが、皮膚における美容効果や、様々な愁訴の改善を目的に治療する場合には、保険が適用されず自由診療になります。諸外国に比べて、日本における医療用プラセンタ製剤は価格が安いので、自由診療分野での流通が広まっています。
一方で、未知なる成分が入っている以上、「絶対に感染症がおきない」と言い切ることもできません。なぜこんなに効果があるのかについても、全てが医学的に解明されたわけでもありません。注意することは、プラセンタの注射治療を受けている場合には、献血ができなくなったり、臓器提供に対しても制約がつくことです。プラセンタ治療前には、必ず決められた同意書にサインを頂き、同意を得た上で、治療を行っています。

奈美:

健康食品にもプラセンタがありますが、注射剤との違いはどのようなものでしょうか?

先生:

注射剤は、人のプラセンタを使いますが、健康食品においては、豚や馬など動物を使うことが多いです。あまり知られていませんが、元々プラセンタは、古代中国において、不老長寿の漢方薬として使われていたという背景があります。漢方薬は、内服して消化管から吸収されることによって効果を見込めるという生薬が多いので、プラセンタが漢方薬であるならば、内服で補うことは理にかなっているのかもしれません。

奈美:

プラセンタは健康食品として手軽に手に入るかもしれませんが、いろいろとお話を伺っていますと、やはり、医療機関で処方されたものが安心ですね。

先生:

健康食品を手にする自由はあってよいと思います。医療機関の注射剤は、献血の際の制限のほか、やはり注射の痛みが苦手な人には適していないと思います。それでもプラセンタの効果を求められる場合には、内服が好まれるのですが、内服にも問題点がいくつかあります。商品によるプラセンタの配合量の差が大きい点がひとつ、また動物臭があって飲みにくいこともあります。美容クリニックで扱うことの多い豚由来のプラセンタサプリメントを私も飲んだことがありますが、非常に豚臭いのですね。
今年秋に発売された、漢方薬の医療メーカーが製造する濃縮プラセンタドリンクがあるのですが、こちらは豚臭さがなく飲みやすい点や、配合量を明確に表記しているという点で信頼のおけるものであると思います。健康食品のプラセンタには、純末にする前段階のエキスの量で誇大表示をしている商品も見受けられますので、単純に商品に記載されている数字で比べることができないのですが、しっかりと「純末量」で表記されていて、必須アミノ酸の配合量が明確に記載されているものを選ぶと良いと思います。

奈美:

プラセンタはとても効果が高いとされていますが、全てを一様に扱うことはできない難しさがあることがよくわかりました。ですので、先生へ相談するのがベストですね!
プラセンタに関しての貴重なお話を伺えて、とても勉強になりました。本日は、ありがとうございました。


取材後記

クリニックの入り口から、リラックスできるとてもよい雰囲気を感じていましたが、先生やスタッフの方にお会いして、すぐにわかりました。皆さんの気持ちが入り口からあふれているのだと・・・
皮膚科・美容皮膚科を通して、患者さんのことを常に考え、そして最善・最適な医療を実践している先生のお話は、とても貴重なものでした。先生は華奢な印象で、元々「虚証」だとおっしゃっていましたが・・・心の中の熱い想いは「骨太」そのものでした!

■今回の取材先

野本真由美スキンケアクリニック
〒950-0088 新潟市中央区万代1丁目3-7 NDK万代ビル2F
TEL:025-247-8800
URL:http://www.mayumi-beautifulskin.com/

  • ※本文内の情報等は掲載時のものです。
    現在の状況とは異なる場合がありますので予めご了承ください。

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