第七十三回 工藤内科 工藤 孝文先生

略歴

工藤 孝文先生写真

院長: 工藤 孝文(くどう たかふみ)先生

福岡県みやま市出身。
福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。
帰国後、大学病院、地域の基幹病院での診療を経て、現在は、福岡県みやま市の工藤内科で地域医療を担う。
TV出演: ・NHK「ガッテン!」
・日本テレビ「世界一受けたい授業」
・フジテレビ「ホンマでっか!?TV」評論家
・TBS「名医のTHE太鼓判」
・テレビ西日本「ももち浜ストア」 ほか
書籍: ・「医師が認めた最強の漢方薬 人参養栄湯」あさ出版
・「人生を変えるおからヨーグルトダイエット」KADOKAWA
・「おかずみそ汁ダイエット」学研   ほか
専門分野: ・糖尿病・甲状腺などの内分泌疾患
・高血圧・脂質異常症・肥満症などの生活習慣病
・漢方治療
・減量外来
所属学会・
認定資格:
日本内科学会、日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本東洋医学学会、小児慢性疾病指定医

ナビゲーター:奈美

寒い日が続いておりますが、皆さんお元気ですか!?
お久しぶりです!お正月太りが気になる奈美です!

今回は福岡県みやま市にあります「工藤内科」に来ています。
NHK「ガッテン!」フジテレビ「ホンマでっか!?TV」などのTV出演をはじめ、様々なメディアで大活躍中!東洋医学・漢方治療、糖尿病・ダイエット治療を専門とされている工藤先生にお話を伺ってきました。
漢方とダイエット…興味津々です!!

工藤内科写真


工藤先生にインタビュー

奈美:

本日はお忙しい中、漢方ナビにご登場いただき、ありがとうございます。白を基調とした開放感のあるクリニックですね。先生は主にどのような患者さんを診ていらっしゃるのですか?

先生:

「糖尿病」、「漢方」、「減量」を三つの柱として診療していますが、生活習慣病全般も診ています。「糖尿病」は男性の患者さんの方が少々多いですが、「漢方」「減量」は女性が多いので、全体的には女性の割合が多いですね。西洋医学では診断のつかないような症状でも漢方を使って診ることが出来るので、力を入れています。

奈美:

女性にとって「漢方」や「減量」は特に関心が高い分野ですよね。私も興味はあるのですが、仕事でなかなか定期的に通院するのが難しくて…

先生:

診療時間内の通院が難しい患者さんや遠方の患者さん向けに、2017年からオンライン診療(遠隔診療)を導入しております。診療時間外の夜のお時間でも診られるので、お仕事などでお忙しい方でもお気軽にご相談ください。

奈美:

夜でも診ていただけるのは本当に助かります!!先生が日々の診療で心がけていることはなんでしょうか?

先生:

一日に多くの患者さんを診ますが、常に笑顔でベストを尽くすことですね。脈診、体温、舌診を丁寧に行なって、ひたすら診療に没頭しています。

奈美:

先生の笑顔に安心して診療が受けられそうです!漢方の優れている点について、西洋薬との違いなども含めて教えてください。

先生:

西洋薬は、一つひとつの疾患に対して用いられますが、漢方薬は、病院を受診して検査をしても、「異常なし」という結果が出てしまうような診断がつかない不調に対しても、患者さん一人ひとりの体質に焦点をあてて、症状にあわせた処方が出来ます。西洋医学は病気を治す、東洋医学は人を治す、といいますが、患者さんの背景もみながら全人的な治療を行なうので、そこが非常に楽しく、やりがいがあります。
患者さんが長年ずっと悩んでいた症状から解放されて、感謝の言葉を頂くことも多々あります。

奈美:

原因不明の不調…私も経験があります。一人ひとりの体質や症状に合わせて処方していただけるのは本当にありがたいです。2018年に先生がご出版された「医師が認めた最強の漢方薬 人参養栄湯」がAmazon東洋医学部門で第1位になるなど、ベストセラーになっていると伺いました。「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」の効能はどのようなものになるのでしょうか?

先生:

「人参養栄湯」は、以前よりがんを治療する際の抗がん剤の副作用の軽減などに使われてきた漢方薬なのですが、最近さまざまな効果や効能が科学的に証明されはじめたことで、たくさんの人に広く効果が見込め、多くの健康上の課題を解決するのではないかと注目を集めています。
「フレイル(加齢に伴い筋力や心身の活力が低下した状態)」対策のイメージが強いかもしれませんが、若い方にも年齢問わず処方しており、身体の疲れだけではなく、心の疲れにも効くといわれています。「人参養栄湯」を飲んでストレスが軽減されると、食事にも影響するので、どか食いが減った、甘いものを食べる量が減った、といった患者さんからの報告もありますね。

奈美:

「人参養栄湯」は幅広い効能が見込めるのですね!ストレスがたまるとついつい食べ過ぎてしまう方の強い味方だと思います。漢方ナビの取材をしていると、漢方の効果に驚かされることも多いのですが、先生が漢方外来を始められたきっかけはなんだったのですか?

先生:

きっかけは、症状があって苦しんでいる患者さんがいるのに、医師として治せないのはまずい、何とかしなくては、という気持ちですね。西洋医学と東洋医学、西洋薬と漢方、どちらも扱えば、治療や処方の守備範囲が非常に広がります。医師としてより多くの患者さんを治療するために、漢方の勉強をしております。

奈美:

漢方の効果を実感した印象的なエピソードはありますか?

先生:

40代女性で、突然身体に力が入らなくなって、歩くことや動くことが困難になった患者さんがいました。症状があるのにも関わらず、一通りの検査をしても異常なし。原因不明で病名がつかず困っていらしたのですが、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)を処方すると、徐々に動けるようになり、初診は車椅子で来院していたのが、ご自身で歩けるようになりました。
車椅子だった方が牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)を飲んで歩けるようになった、というのは経験したことがあったのですが、劇的な回復に驚きました。

奈美:

絶大な効果ですね!患者さん自身も驚かれたのではないでしょうか?

先生:

そうですね。大変信頼してくださって、今ではその方のご家族全員を診ています。それぞれ症状が違うので、それぞれに合った処方をしていますが、やはり信頼してくださるからよく効く、という感じも受けますね。

奈美:

家族全員を診られているのですか!患者さんが先生に厚い信頼を寄せているのが伺えますね。さて、患者さんのために日々大忙しな先生ですが、ご自身の健康法やストレス解消法などはありますか?

先生:

ストレス解消法は、元々はゴルフだったのですが、最近は読書をしている時が楽しいですね。1週間に10冊くらいは読んでいます。取材などを受ける機会もあるので読書をして知識を増やすことを心がけているのと、知識が増えれば幅広く診ることにも繋がるので、患者さんのためになれるかなと思っています。

奈美:

1週間に10冊も読まれているのですね!私も漢方の知識を増やすために先生を見習いたいと思います。先生の好きな食べ物や、食事で気をつけている点はありますか?

先生:

好きな食べ物はチョコレート!あとは、ステーキですね!茶色いもの全部好きです!

奈美:

茶色いものという表現に笑ってしまいました!最後に、先生がこれから目指されます医療についてお聞かせ下さい。

先生:

東洋医学をしっかり勉強して、穴がないような、困っている人を全て治せるような医者になりたいですね。「統合医療」という言葉もありますが、西洋と東洋の医学をミックスさせて、エビデンス(科学的根拠に基づく治療)とエクスペリエンス(経験)の部分で治療出来れば理想だなと思っています。ツールなども上手く使って、なるべくAI化も進めたいですね。患者さんの負担を減らしてシンプルでスピーディーな医療にしていきたいです。

奈美:

本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。先生の今後益々のご活躍に期待しています!


取材後記

東洋医学と漢方薬のパワーを改めて感じた取材でした!
お話を聞いていると、「患者さんのために」という言葉がたくさん出てきて、困っている患者さんを救いたいという先生の熱い思いが伝わってきました!!診療中にもその思いが伝わるのか、患者さんからの信頼も厚い先生でした。オンライン診療(遠隔診療)を導入するなど、非常に前衛的な取り組みが印象的でした。

■今回の取材先

工藤内科
〒835-0013 福岡県みやま市瀬高町太神1334-1
TEL:0944-63-7711
FAX:0944-63-7741
URL:http://www.kudonaika.com/

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    現在の状況とは異なる場合がありますので予めご了承ください。

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