第六十回 志馬クリニック四条烏丸 志馬 千佳先生


略歴
氏名: 志馬 千佳(しめ ちか)院長
略歴:
平成5年3月 滋賀医科大学医学部卒業
平成5年5月 京都大学大学院医学研究科 器官外科学講座(婦人科学産科学)
平成6年9月 静岡県立総合病院産婦人科
平成8年4月 京都大学医学部附属病院産婦人科
平成9年3月 財団法人田附興風会北野病院産婦人科
平成11年4月 三菱京都病院産婦人科
平成12年9月 京都大学医学部附属病院産婦人科
平成16年4月 医療法人 英ウィメンズクリニック
平成17年3月 かげやま医院 蔭山充先生師事
平成17年8月 医療法人 越田クリニック
平成24年5月 志馬クリニック四条烏丸開院
志馬クリニック四条烏丸 志馬 千佳先生



ナビゲーター:奈美


みなさんお元気ですか?私は相変わらずドタバタしています!性分なんですね〜!

今回は京都からお送りします!
なんと、クリニックのホームページには道案内の動画があり、とっても便利!
これなら道に迷う心配はありません!患者さんへのさりげない気遣いを感じませんか!
交差している阪急京都線鳥丸駅と地下鉄鳥丸線四条駅からも近く、交通の便が良い場所にあるのですが、込み入った感じもして、かえって分かりにくい場合もありますよね!初めて受診する患者さんは、ほんとうに助かると思います!





志馬先生にインタビュー
こちらのホームページにあります道案内動画のおかげで、迷わず来ることができました!とても交通の便のよい便利な場所にありますね!この場所を選んだのには、何か理由があるのですか?

先生:

ここ四条烏丸は、京都では地下鉄と阪急の交差点でもあり、JR京都駅からも近く、まさに京のへそ(=中心)と言える場所で、利便性を優先して場所を選定しました。当院は不妊治療に力を入れていますが、仕事の前後にも通院していただけるよう、8時から20時まで開院しています。
私にとって京都は生まれ育った場所ですから、これまでお世話になってきた方々やご縁のある方々に恩返しできるのも大変嬉しく思います。

働く女性にとって交通の便がよいことや、遅い時間まで診療しているというのは、とても助かると思います。

先生:

当院では不妊治療の患者様を中心に診ていますが、思春期の月経異常や避妊相談から更年期、老年期の患者様まで幅広く来て下さっています。女性の生涯にわたる健康を見守っていければと思っています。

日ごろの診療で心がけていることはなんですか?

先生:

患者様の身体の状態を、その方のありのままの言葉で聞き取るように心がけています。
漢方薬一種類でさまざまな症状が良くなることがあります。結果的にそれらの症状は関連があったということなのですが、そういった患者様に合った漢方薬を見つけ出すためには、患者様がおっしゃるニュアンスを感じ取り、診察で今の身体の状態をしっかり診ることがとても大切だと思っています。

いざ先生を目の前にすると、自分の症状をうまく説明できないことって、よくあるんですよね〜!それに、明確にはっきりとしないんだけど、なんとなく具合が悪い、体調がすぐれない…ってことも。
私は、季節の変わり目によくそういう症状になります。
漢方を使っての治療について教えていただけますか。

先生:

私どもは不妊治療に漢方薬をとり入れることを得意としています。
体外受精や顕微授精などの生殖補助医療(ART)が進歩し、不妊に悩む患者様はその恩恵を受けられるようになりましたが、一方でARTにも限界があることもわかり、やはり命を育むには、より良い身体作りが大切だということもわかって来ました。
漢方薬には老化防止の薬などもあり不妊治療に応用できます。健康な身体が本来もつ妊娠する力(=妊孕力)を高めること、身体の調子を整えることも漢方薬の得意な分野です。その人その人の、その時々の状態に合った漢方薬を選ぶことが何より大切です。

確かに人工的な技術の進歩による恩恵もあるのでしょうが、人間が本来持っている力を引き出すことが、いかに大切かってことなのですね。
先生は、なぜ漢方医を志されたのですか?

先生:


現代医学で対処の出来ないような症状に、漢方薬が効くということを知ってからです。
産婦人科に来られる患者様はさまざまな症状を訴えられますが、現代医学では十分にお応えできる治療の選択肢が少ないと、つねづね感じていました。「冷え」や「むくみ」、「ストレス」の漢方薬など、効果もすぐ自覚できてとても喜ばれます。

実は私…仕事のストレスで倒れたことがあります。もう数年前になりますが、それ以来、漢方が離せなくなりました。体質を改善するといったことで、今ではだいぶ楽になっています。
漢方を使って治療していて、特に印象に残るようなエピソードはありますか?

先生:

不妊治療に通っておられる患者様は、妊娠しないストレス、通院のストレスなど、様々なストレスでとても疲れておられます。
ある時、身体にストレスの症状が出やすい患者様にストレスの漢方薬を処方すると、2週間後には「身体がとても楽になった!」とおっしゃり、その次の月経周期で妊娠され、こちらが驚いたことがあります。もちろん漢方薬だけのおかげではないでしょうが、ストレスの軽減は妊娠にとって良い影響があると考えていますし、実際にそういった報告も散見されます。

本人は辛い思いをしているんですよね。他人にはなかなか理解してもらえないし…ストレスは微妙に精神のバランスを崩して、弱いところに出てくるように思います。私は、よく頭が痛くなります。頭痛持ちなんですよね。
先生は日々診療にお忙しい中、ストレス解消はどうされているのですか?

先生:

小さな事も気になる方で、ストレスがあると腸の動きが止まってお腹が痛くなるので大柴胡湯は手放せません。疲れると八味地黄丸や十全大補湯を飲みます。
自分では積極的に運動なども出来ていないので、漢方薬に頼り切りです。週末に家族と過ごすのが一番のストレス解消でしょうか。

そうですよね…ほんとうに大変なお仕事だと、いつも先生方にお話を伺う度に思います。
好きな食べ物や、食事で気をつけていることはありますか?

先生:

最近抗加齢医学の勉強を始め、認定医試験もやっと合格しました。
抗加齢医学と漢方医学はとても似ていて「身体の各臓器・各器官の調和が取れた状態を保つこと」を基本としています。生活習慣、運動、食事、ストレスの回避など、それぞれに少しずつ気をつけるようになりました。早寝早起き、野菜を先に食べる、脂も蛋白質も食べる、職場の一駅前に降りて歩く、など地味に努力しています。

私も、できるだけ歩くようにしています。エスカレーターを使わずに、極力階段を使うようにしています。
最後に、先生がこれから目指されます医療をお聞かせ下さい。

先生:

医療は完璧ではありません。医療を以てすればすべての病気、症状がなくなる、ということはありません。そうであればこそ、その病気や症状をどのように考え、どのように向き合っていくのか。患者様お一人お一人と丁寧にお話しし、一緒に進んでいければと思っています。漢方薬はその重要なツールのひとつです。

そうですよね! 自分の病気を理解し向き合えたときに、「治療しよう!」という前向きな勇気が湧いてくるように思います。
本日は、ありがとうございました。


取材後記

ホームページの動画の中でクリニックまで道案内してくれていたのは、なんと…院長先生でした!驚きといいますか、その心遣いに感動です!
院内には、細やかな配慮が行き届いた心地の良い空間が広がっています。
いろいろとお話を伺い、科学や技術がいくら進歩しても、生命の誕生には、人間が本来持つ根源的な要素が大きいと感じました。そして、その根源的な力を引き出し身体の調子を整える漢方は、とても重要な役割を担っていると、改めて思いました。
先生の治療への情熱、患者さんへの思いが、この取材を通してみなさんへ伝わったのではないでしょうか。

■今回の取材先
志馬クリニック四条烏丸
京都府京都市下京区四条通室町東入ル函谷鉾町87 ケイアイ興産京都ビル4階
TEL:075-221-6821(代表)
FAX:075-221-6811
URL:http://shime.biz/

※本文内の情報等は掲載時のものです。
  現在の状況とは異なる場合がありますので予めご了承ください。


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