第五十七回 まえだ耳鼻咽喉科クリニック 前田 稔彦先生


略歴
氏名: 前田 稔彦(まえだ としひこ)
略歴:

平成3年

兵庫医科大学卒業
同年 奈良県立医科大学耳鼻咽喉科入局
平成15年 クリニック開院

資格:

日本耳鼻咽喉科学会専門医
日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
日本プライマリーケア連合学会会員
日本東洋医学会漢方専門医
厚生労働省指定補聴器適合判定医
まえだ耳鼻咽喉科クリニック 前田 稔彦先生



ナビゲーター:奈美


みなさんお元気ですか!

私は健康のために、最近は少しでも時間があれば、できるだけ歩くようにしています。フィットネスクラブへ行っている余裕もないので、とにかく「ながら運動」といいますか「ついで運動」といった感じです。元来がめんどくさがりの私には、これがけっこういいんです。「自然体?」といえば聞こえはいいのですが…。

今回の取材は、奈良県橿原市にあります「まえだ耳鼻咽喉科クリニック」からお届けします。どんなお話を伺えるか楽しみです!




前田先生にインタビュー
本日は、よろしくお願い致します。
駅から近くて、すぐに分かりました!とても便利な場所にありますね!

先生:

私の父親が近所に開業しておりまして、また幼少時から育った土地で医療をしたかったものですから、この場所に開業しました。

そうしますと、本当の意味で、代々地域に根付いた医療を提供してきたんですね!
こちらではどのような患者さんを診ているのでしょうか?

先生:

0歳から90歳ぐらいまで幅広く、また、耳鼻咽喉科疾患からアトピー性皮膚炎、喘息などアレルギー疾患、高血圧、高脂血症、生活習慣病など幅広く診ています。比較的遠方の人が多いですね。

遠方からもいらっしゃるのですか!それだけ信頼されているってことなのでしょうね!
先生が診療で心がけていることはなんですか?

先生:

患者さんに笑顔で帰っていただけるように心がけています。
できるだけ風邪という診断はしないようにしています。どうしても病気がわからないときに仕方なく風邪と診断するときがあります。
ウイルス疾患には、抗菌薬を使わない。すなわち熱があるから抗菌薬ということはしません。
西洋医学でまず考えて、どうしても難しいときには、漢方薬も考えます。

患者さん一人ひとり、その人自身を真剣に診ている姿勢を感じます。通り一遍的な治療はしないってことですね。
漢方を使っての治療はいかがですか。

先生:

アレルギー性鼻炎には、漢方薬の方が証を見極めれば眠気がなく案外しっかり効きます。
漢方医学は、西洋医学的な病名をしっかりつけなくても処方が決まるところが優れています。(その反面いいかげんな面もあります)
しかし、同じ薬を漫然と処方してしまう傾向にあります。
西洋薬は、メカニズムがはっきりしているので、病気に直接作用して切れ味がすばらしい、漢方は人に作用して病気をコントロールするという違いがあります。

それぞれの薬が持つ個性を活かしながら治療をしていくのが理想でしょうが、それには相当のご苦労があるのですね…。
先生は、なぜ漢方医を志されたのですか。

先生:


自分がウイルス疾患(風邪)に罹ったとき、に西洋薬を飲んだときには重症化しましたが、葛根湯を飲むと直ぐによくなったという経験があり、医学部を卒業して直ぐに漢方薬を使うようになりました。

私も過労から体調を崩してしまったことがありまして、そのとき漢方に出会ってからは、手放せなくなりました。体質から改善していったような気がします。
治療した患者さんで、印象に残ったできごとなどはありませんか?

先生:

めまいでこられた患者さんに、問診すると、頭痛、胃痛も併発しており、半夏白朮天麻湯を処方したところ、すべての症状が改善しました。西洋薬ではこのようには行きません。
その他にも、子供で、他院で治療していましたが、病気を繰り返していたのです。今回も鼻炎で当院を受診し、脈を診ると弱く虚証。お母さんに聞くと、身体が弱く食も細いということで、六君子湯を処方したところ食欲が増進して、活気や体重が増加して病気にもなりにくくなったとのことでした。そのお子さんは、以後も飲み続けています。

ところで、先生自身の健康法・ストレス解消法・趣味などをお聞かせいただけますか。

先生:

テニスや山登り、散歩ですね!昼休みなどには、できるだけ歩くようにしています。

私もなるべく歩くようにしています!私の場合は、「ながら運動」といいますか「ついで運動」なんですけどね…。
好きな食べ物は何ですか?また、食事で気をつけていることはありますか?

先生:

好きな食べ物は、そばやうどんですね。
食事で気をつけることは、野菜をできるだけとること。時間をかけて食べること。肉はあまり食べないようにしています。

忙しいと、かき込むように食べることがあるのですが、できるだけ時間をかけて食べるように心がけたいと思います。
最後に、これから目指されます医療をお聞かせ下さい。

先生:

できるだけ薬を使わない医療…自分の身体の変化(病気)を受け入れる心を作ること。
そういったことのお手伝いができればと思っています。

そうですよね…体質や年齢から来るものもありますから、そういう心は、これから益々大切になるような気がします。
本日は、ありがとうございました。


取材後記

先生が最後にお話された「できるだけ薬を使わない医療」…これって一見すると「あれ?」って思うかもしれませんが、ここに本質があるように感じました。そして、先生は、真剣に患者さん一人ひとりと向き合っています。その人自身が持つ「治る力」を最大限に引き出すこと、それをとても大切に思っている先生だと思いました。

■今回の取材先
まえだ耳鼻咽喉科クリニック
〒634-0005 奈良県橿原市北八木町3丁目4番32号
TEL:0744-29-1133
URL:http://www001.upp.so-net.ne.jp/maeda-jibika/

※本文内の情報等は掲載時のものです。
  現在の状況とは異なる場合がありますので予めご了承ください。


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