第四十九回 幸内科クリニック 松山 稔先生


略歴
氏名: 松山 稔(まつやま みのる)
略歴: 旭川医大卒
プライマリケア認定医
麻酔科標榜医
体協公認スポーツ医

現在加入している学会
日本内科学会
日本小児科学会
日本プライマリーケア学会
日本東洋医学会
日本臨床スポーツ医学会
日本アレルギー学会
全国地域医療研究会
日本外来小児科学会
日本小児耳鼻科学会
幸内科クリニック 松山 稔先生



ナビゲーター:奈美


北海道は、やっぱり東京と空気が違うような気がします!
町並みも整然としているというか、奥行きといいますか…ちょっとしたところにもスケールの大きさのようなものが感じ取られます。それに、時間もゆったりと流れているようにも…。
今回は、札幌市南区にあります幸内科クリニックへ伺います。お楽しみに〜!

幸内科クリニック



松山 稔先生にインタビュー
とても環境のよいところですね!
先生は、もともとこちらのご出身なんですか?

先生:

北の大地に憧れて東京から津軽海峡を渡り30年が過ぎました。
本当は北海道らしいオホーツク海側の自然の多いところで仕事をしたいと考えておりましたが、札幌に内科を学びに来た所ひょんなことから開業という事になってしまいました。
人生は解らない、地域医療を実践してから、はや10年が経ちました。

北の大地に憧れるっていうのは、なんだか分かるような気がします!私も、ちょっとしたところにもスケールの大きさみたいなものを感じますし、なんか時間もゆっくりと流れているような感じがします。
先生のところでは、どのような患者さんが多いのでしょうか?

先生:

現在はプライマリーケア医の立場から、赤ちゃんから102歳までの患者さんを診療しています。漢方薬を学ぶことにより、すべての年齢、すべての診療科が対象となります。漢方治療には年齢や、診療科の境がありません!
札幌市南区ですが、地味に地域医療の実践をしております。

幅広く診られているのですね!まさに町のお医者さんですね!
診療で心がけていることはなんですか?

先生:

どの医学書にも書かれています、『基本的な診察が大切であり、きちんとした診察で約80%の診断は可能であり、各種検査の必要性は多くない』。
漢方治療の基本的診察も同様、望診、聞診、問診、切診(腹診、脈診)が大切です。良く話を聞き、相手に向き合うことを大切にしています。安心、安全、そして安いこと、そんな医療を目指しています。
病気にならないことが一番大切なので、予防注射、健診、運動指導、保健教育に力を入れています。当院の予防接種料金は日本一安い!

いろいろな先生を取材してきましたが、「安い!」という話を聞いたのは初めてです!確かに、お医者さんへ行くとお会計するまでは、いくらなのか分からないですし…ある程度事前に窓口料金などが分かると安心ですよね!それに安いのは魅力です!
それにしても、先生のオープンさには、なんか感激してしまいました!
では、漢方での治療について教えていただけますか?

先生:

日々の診療で気がついたことは、西洋薬では治らない、改善しない患者さんが多いことでした。良くならないのに長いこと同じ治療を受けるのは問題だと考えておりました。その結果辿り着いたのが漢方治療と運動指導です。
漢方薬は副作用などが少ない反面、臭いや味が独特で内服できない方も多いと思います。またメタボリックシンドロームの様な現代病を治すには適さないかも知れませんが、皆さんが考えるよりも素早く効果が現れるので胃腸炎、インフルエンザ、副鼻腔炎、夜尿症などによく処方し、患者さんもすぐに良くなることが多いです。

先生と漢方の出会いのきっかけは、どのような感じだったのですか?

先生:


2005年の東洋医学会でしたか!?寺師睦宗先生の講演を聴き、先生の情熱と漢方薬の効果に驚き、これは真剣に学ばないといけないと考え、その後力を入れて学ぶ事になりました。その時にパワーをもらったのだと思います。
寺師睦宗先生の不妊治療に対する姿勢に学び、私は小児の漢方治療に対して力を入れております。

わ〜!劇的な出会いですね!私も毎回漢方の取材を通して、先生方からパワーをもらっているように感じています!私が漢方を使うようになったのも、ご縁のあった先生のおかげなんです!それ以来、めったに体調を崩さなくなりました。こうして先生のお話を伺っているだけでも、何か心地よいエネルギーのようなものを感じます。
漢方にまつわる話もいろいろとあるのでしょうね。

先生:

4歳9ヶ月の女の子が長い間鼻閉で苦しんでいました。小児科、耳鼻科でアレルギー体質、喘息だと言われて、抗生物質や抗アレルギー剤などを2年ほど内服していましたが、ほとんど症状に変化がありませんでした。そこで、辛夷清肺湯、小建中湯に切り替えると1ヶ月ほどですっかり良くなり、その後はすべての薬(漢方薬も)を飲まなくて良くなりました。これほど効くのなら!という実感が今の私の治療方針を決めたと思います。
小児の患者さんが多いのですが不妊や習慣性流産などの相談があり、私の処方した当帰芍薬散で、後に「おかげさまでこの子が生まれました」と挨拶に来てくれた方が何人かおりました。うれしかったです!

ほんとうに感激ですね!こういうお話を伺うと、とてもハッピーな気持ちになります!漢方って、凄いですね!
ところで、先生は日々診療にお忙しいと思いますが、健康管理などはどうされているのですか?

先生:

仕事とプライベートをきちんと区別する様にしています。
自然が好きなので、車にもなるべく乗りません。夜の街に飲みに行くこともほとんどありません。通勤に歩いたり、走ったりしています。冬は大好きなクロスカントリースキーを楽しんでいます。
きちんと休暇をとり、ストレスはあまり感じません。

うらやまし〜い!北海道は、自然に恵まれていますものね〜!そんな話を聞いちゃうと…東京に帰りたくなくなります!
食事などで何か気を配られていることはありますか?

先生:

今まで自分では煙草を吸ったことがありません。お酒は毎日自宅でビールを少し飲みます。野菜中心で肉はあまり食べません。魚、寿司、野菜などの日本食をバランス良く食べています。あとは良く噛むことを心がけています。

生鮮食料品などの食材も北海道は豊富ですよね!野菜も魚も、おいしそうですね〜!私なんか、さっき小腹が空いたので駅地下でコロッケを食べましたが、ジャガイモってこんなにホクホクして甘くておいしかったんだ〜!って、感動しました!
最後に、これから目指されます医療についてお聞かせいただけますか。

先生:

まだまだ漢方治療に関する勉強が足りません。特に皮膚科の漢方治療が難しいです。多くの患者さんがアトピー性皮膚炎で苦しんでおりますし、とにかく多くの人を救いたいので、もっと勉強する必要があります。
病気にならないという大きな目標があります!予防医学、スローエイジングで死ぬまで元気でいたい!!そんな医療を目指したい!!

やっぱり医療は"情熱"ですよね!!


取材後記

きさくでとっても話しやすい先生でした!感動のお話を伺い、幸せいっぱいな気持ちになりました!みなさんにも伝わったでしょうか!
感動の漢方の旅は、まだまだ続きます!!

■今回の取材先
医療法人 一光会 幸内科クリニック
〒005-0004 札幌市南区澄川4条6丁目7-35
TEL:011-837-7320
FAX:011-837-7325
URL:http://web.mac.com/saiwai99/Site/Welcome_.html

※本文内の情報等は掲載時のものです。
  現在の状況とは異なる場合がありますので予めご了承ください。


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