第二十七回 百年橋クリニック 林 良子先生


略歴
氏名: 林 良子(はやし よしこ)
百年橋クリニック院長
百年橋クリニック 林 良子先生
略歴: 山口大学医学部卒。漢方薬で自身の生理痛が治り、又西洋薬では治せなかった症状が漢方薬で即効、劇的に治った体験をして以来、内科、循環器科の診療の傍ら漢方医学の基礎を学ぶ。現在は実践の場で研修を積み東西融合治療に取り組む。

※林先生は、平成20年4月末をもって、百年橋クリニックでの診療を終了致します。
平成20年5月より植木外科クリニック(百年橋クリニックより700m西)にて診療を行います。お問合せは下記までお願い致します。

■植木外科クリニック
住所:〒810-0012 福岡市中央区白金2丁目11-9
電話番号:092-534-5200
※林先生は、平成22年3月末をもって、植木外科クリニックでの診療を終了致します。



ナビゲーター:奈美
百年橋クリニック 今回は、福岡市博多区美野島にあります百年橋クリニックに伺います。地域に密着した親切な診療が評判の町のお医者さんです。博多には子供のころよく遊びにきていたので、なんだかとても親しみを感じます。どんな先生なんだろう…楽しみだな〜!



林 良子先生にインタビュー
よろしくお願いします。早速ですが、先生のところでは、漢方薬を使ってどのような治療をされているのでしょうか?

先生:

当院での漢方治療は、症状の原因を見極める為に、西洋医学的な診断も大いに参考にしながら、漢方医学独特の診断方法も併用しています。対症療法の場合も、自然の生薬が集まって成り立っている漢方薬は、一つの薬の中で不都合な薬理作用を消す工夫がされており優れた薬といえます。又、西洋薬との併用でも治療効果があがる利点があり、ほとんどの患者さんの診療に活用しています。それに今では飲みやすいエキス製剤が主流(一部カプセルも有)で、おまけに健康保険が使えます。
先生のところでは、どんな年齢層の患者さんを診ているのでしょうか?

先生:

漢方薬による診療の場合は小さなお子さんからご高齢の方まで、老若男女問わず診させていただいております。

具体的には、漢方薬はどんな風に効いていくのですか?

先生:

よく長く飲まないと効かないのではと質問を受けますが、適切な処方ですと長年の不調も多くは2週間以内に効果が実感でき、症状によっては数日単位、分単位の即効性がある場合もあります。例をあげると、こむら返りは数分、花粉症などのくしゃみ、鼻水などは20分で、嘔吐、下痢なども点滴中には改善することがあります。また体質が原因と考えられている、朝起きられない、立ちくらみ、頭痛、肩こりなどの諦めていた症状も数日で効果が現れます。冷房病などの冷え性は目下漢方薬の独壇場です。その他一時凌ぎの痛み止めを連用している神経痛、腱鞘炎、関節痛などの疼痛疾患、にきび、アトピー性皮膚炎、生理不順などもよい適応です。それから、体がだるい、風邪が治らない、下痢や便秘を繰り返すなど…西洋薬では対応が難しい病態にも効果が実感できます。

漢方薬が効果的な状態って、いろいろあるんですね〜…私の周りに、なんとなく天気の悪い日が続いたりすると頭が痛くなる…って人がいるんですね〜…。
何かよい改善策はないのでしょうか?

先生:

寒がりの方、お天気が悪いと調子の悪い方などは、水分をうまくさばけない人が多く、甘いもの、水分、生野菜、果物などの体を冷やす食べ物を多く摂る傾向があり、砂糖や必要以上の水分を控えていただいき、過労や睡眠不足にも注意しながら、漢方薬による治療を行います。
それから効果が現れにくい方の時も診断のし直しと同時に、「無理をしたまま薬だけでなんとかしていませんか?」とおたずねします。ご自分の生活を見直して、体を酷使したり、あまり神経をすり減らさない工夫を一緒に考えます。しかし現実は難しい場合もあり、薬だけに頼ったり、漢方薬を飲むこと自体が面倒という方もおられます。そんな時は体調不良の原因について理解を深めていただくようお話し、その上で患者さん自らが納得して治療に取り組めるよう私自身の苦い経験もお話しながらアドバイスに努めております。又当院で対応困難な場合や、エキス製剤では対応困難な場合は煎じ薬も処方できる専門医のご紹介も行います。

う〜ん…先生のお仕事は忍耐が必要なんですね…ところで、先生ご自身の日ごろの健康管理は、どうされているのですか?

先生:

そうですね〜…好きなことを楽しんでやる!体を動かすのも大切。現実はなかなか難しいですが…欲張らず自分の生活の中でできることをこまめに見つける、テレビの自然の風景にしばし思いを溶け込ませる、職場で体を大きく動かしながら歩く、深呼吸するとか、とにかく、心も体も伸びやかにすることですね。楽しいこと、やりたいことを見つけ、ささやかでもいいので自分なりの信念を持つこと、…心が美しくいられるように願うことなども大切だと思います。
まめに心と体を動かす…ちょっとした生活の場面においても、ほんの少し心がけるだけでできることって、以外に多いかもしれませんね。
ところで、先生の趣味はなんですか?

先生:

漢方の勉強ですね!

え、勉強が趣味…どういうことですか?

先生:

そもそも漢方の勉強をはじめたきっかけになった体験が忘れられなくて。そのきっかけというのは、数年前、脳梗塞後遺症の方で、西洋薬であれこれ治療してもさっぱり治せなかった症状の方がおられて、たまたま別の病気の治療に漢方薬を処方したら、服用後2日目に、その患者さんから「長年の頭の霧がぱっと晴れた、あれは魔法の薬ですか?」といわれ、だした私がびっくり仰天。あの感動をまた味わいたくて勉強に精進?しています。しかし実際は、正鵠を得て初めて感動する程の効果がでるのも事実です。…苦労もありますが、困っている患者さんが、一人でも多く健康を回復されるお手伝いができれば医者冥利に尽きます。
治療は患者さんとの共同作業と思っております。どんなことも話して頂いて、治療の手がかりが掴めたら薬の効果も上がり、少しでも早く良くなっていただければ私もハッピーハッピーです。
先生の信念が伝わってきます。感動の漢方!ですね。
本日は、どうもありがとうございました。


取材後記

とっても魅力的な先生でした!!これまでも、多くのご苦労があったようですが、そんなことを、みじんも感じさせないほどのオーラ?を感じました!幸せオーラ?とでもいったらお分かりいただけるでしょうか!これだから、取材の旅は…楽し〜い!!

■今回の取材先
百年橋クリニック
住所:〒812-0017 福岡市博多区美野島3丁目17-28
電話番号:092-414-5101
FAX:092-431-3289

※本文内の情報等は掲載時のものです。
  現在の状況とは異なる場合がありますので予めご了承ください。


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